2014/12/26

急げ！OSX10.6Snow Leopard,10.7LionのMacにNTPD修正パッチを手動でインストールする方法

NTPDの致命的な脆弱性に対して、AppleはOS X 10.8 Mountain Lion以上のMacに自動アップデート「OS X NTP Security Update」を行いました。
すでにインストールしてホッとされている方も多いでしょう。
このへんの事情に疎い私ですが、「これはやばそう」だということで、インストールしようと思ったのですが、そういえば、私のMacには未だにLionのままのMacがおりまして…。
LionもSnow Leopardも、まだまだ利用者が多いというのに、修正パッチを配布してくれませんでした。
はっきりと見捨てたということでしょうね。
悲しすぎます。
しかし、修正パッチを入れないことには心配で仕方がありません。
そこで調べてみたところ、手動でインストールする方法がありましたので、ご紹介します。

まずは自分のMacにあるNTPDのバージョンを確認します

まずは自分のMacにあるNTPDのバージョンを確認しましょう。
アプリケーション＞ターミナルを立ち上げます。
立ち上がったら、以下のコマンドを入力してリターンを押します。
コピペでOKです。

表示されるバージョンが、以下のものより古い場合は修正パッチをインストールする必要があります。
Mountain Lion: ntp-77.1.1
Mavericks: ntp-88.1.1
Yosemite: ntp-92.5.1

さらに、修正されたNTPDのバージョンは4.2.8です。
以下のコマンドを入力してリターンを押すと、インストールされているNTPDのバージョンを確認できます。

私のLionの場合は、4.2.6でした。

NTPDの最新バージョンを手動でインストールする方法

NTPの最新バージョンをダウンロードする

NTP Web siteのサイトから、最新バージョンをダウンロードします。
ここから直接ダウンロードできます。
圧縮ファイル（ntp-4.2.8.tar.gz）がダウンロードフォルダーにダウンロードされると思うので、ダブルクリックして解凍しておきます。

パッチファイルをダウンロードする

続いて、こちらからパッチファイル（patch-ntpd-ntp_io.c.diff）をダウンロードします。

ターミナルからインストールする

ダウンロードしたファイルをインストールしていきます。
以下のコマンドを入力してリターンを押します。

続いて、修正パッチを動かします。

上記のコマンドを入力してリターンを押すと、ntp-4.2.8というテキストが現れると思います。
そうしたら、次のコマンドを入力してリターンを押します。

入力が終わると、突如ターミナル上にテキストが次々と現れます。
びっくりしますが、収まるのを待ちます。
すると、また、ntp-4.2.8というテキストが現れるので、ここで以下のコマンドでリターンを押します。

すると、またまたテキストが流れ出します。
収まったところで、またまたntp-4.2.8というテキストが現れるので、ここで以下のコマンドでリターンを押します。

管理者パスワードを求められるので、パスワードを入力します。
テキストが流れて、ntp-4.2.8というテキストが表示されたらインストール完了です。
あとは、Macを再起動してあげましょう。
再起動できたら、念のため、バージョンを確認します。
以下のコマンドを入力します。

4.2.8@1.3265と表示されていたら、完了です。
お疲れ様でした。

ここまでは、How to manually patch NTP for OS X 10.6 and 10.7を参考にさせていただきました。

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