2014/12/12

子どもの躾に「絵本地獄」の効き目がすごい

5歳になる息子がいます。
5歳は「魔の5歳」といわれるほど、わがままなんだとか。
言うことはまったく聞かず、イタズラの毎日です。
と思えば、気に喰わないことがあれば、泣きわめく始末。
ほとほと困っているときに出合った「絵本地獄」です。
絵本ばっかりという代物ではなく、地獄の様子を絵本にしたものです。
この絵本を見せた途端、効果は絶大。
子どもの躾で悩んでいるという方のご参考になれば幸いです。

地獄の臨場感に親でも怖い…

まず圧倒されるのは地獄の絵の臨場感です。

人が体を切られ、釜ゆでにされ、針を突き刺され、舌を抜かれ、血の池を泳がされ…。
読んでいる親のほうも怖くなるぐらいですから、子どもならなおさらでしょう。

最初は見るのすら嫌がっていましたが、ページを捲るについれて引き込まれてしまいました。
それほど、迫力のある絵が続きます。
それもそのはず、千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵に所蔵されている地獄絵をそのまま絵本にしたのですから。

地獄絵本のあらすじ

五平という人間が、死んで地獄に落ちながら、お地蔵様のご配慮によって奇跡的に生き返り、地獄の恐ろしさを生きている人々に伝えるというストーリーです。
「悪いことをすると地獄に落ちる」。
昔から使われてきた常套句ですが、「命を粗末にしてはいけない」「悪い行いは悔い改めなければならない」ということがストレートに伝わります。
このような内容を、子どもにわかるように、理由をつけて説明するのは、とても難しいものです。
しかし、この本を読んでから、子どもの態度が急に変わりました。
「見えざるものの存在」によって、自分を律するようになっています。

納得のいかない部分は親子で考えよう

とはいえ、納得できない部分もあります。
親より先に死んだ子どもが、賽の河原で石を積み上げる場面です。
望んだわけでもないのに、親より先に死んだという理由だけで、賽の河原で苦しまなければならないのは、腹立たしくあります。
こうした疑問をどうするかは読者に委ねられますが、すべてを鵜呑みにするのではなく、子供と一緒に悩み、考える材料として活用してできるのではないかと思います。
いずれにせよ、子どもの躾には最適です。

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絵本極楽というのもいいですね。
「いいことすると、極楽に行けるよ〜」といってまた躾になります。

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